お仕事日録

猫のこはく君、ゆきち君の元に

猫のこはく君、8歳が旅立ちました。

 

 

こはく君は一昨年の3月にご葬送させていただいた猫、ゆきち君のファミリーです。こはく君は、ゆきち君同様、保護猫で、7年前にこちらのお宅に迎えられました。以降、こはく君は優しいご夫妻の下でお家猫として過ごしてきました。小柄は体格ではありましたが、食欲旺盛でとても元気な猫ちゃんでした。

 

少し前に悪性リンパ腫に罹っていると発覚したのですが、その後も普段とは全く変わらぬ食欲で、ご夫妻もこの調子なら病魔を払いのけ このまま元気で過ごしてくれるかもしれないと微かな望みに賭けていたのです。しかしながら、ある時を境に急に衰弱、こはく君はそのまま時を置かずして旅立っていきました。ご夫妻には心よりお悔やみ申し上げます。

 

ゆきち君亡き後、こはく君はご夫妻に寄り添いながら日々過ごしてきました。ゆきち君同様、ご夫妻のお友達からも大変可愛がられていました。今日もご自宅にはお友達が大勢お集まりですが、動物にも人にも優しい素敵なご夫妻だからこそご友人がこうして皆こぞって訪ねて来られるのだと思います。そんな中で過ごしたこはく君が幸せでなかろうはずもありません。

 

ゆきち君に大切なお知らせを持ってこはく君は今日、虹の架け橋を渡ります。お知らせとは、能登を襲ったあの地震の日、ご夫妻の間に第一子である可愛いお嬢ちゃんがお生まれになったことです。確かに大切なお知らせではありますが、そのお知らせを聞いたゆきち君はこう言うかもしれません。「当然、もう知っているよ。いつも地上のご夫妻を見守っているのだから。こはく君、有難う。知らせてくれて嬉しかった。これからは一緒にここから可愛い妹を見守っていこうね」と。

 

こはく君のご冥福をお祈りいたします。