黒柴の小雪ちゃんが15年の生涯を終えて旅立ちました。
お父様からご連絡をいただき、予定を調整してお伺いさせていただいた私ども、お約束の時間にお宅を訪れるとご家族の皆様が玄関でお待ちいただいておりました。お父様、お母様、お嬢様、お孫様、其々皆が温かい想いを胸に小雪ちゃんを見送られました。旅立ってから今日のご葬送までの3日間、ご家族様におかれてはゆっくりとお別れなされたものと存じます。
小雪ちゃんは、体調を崩してから約1週間、24時間の点滴を受けながら病院で過ごしていました。しかしながら大きな変化が見られなかったため、ご家族様は「やはりお家が一番」とのお思いに至り、慣れ親しんだご自宅に連れ帰ることに決められました。その選択は間違いではなかったのでしょう、大好きなご家族のもとで小雪ちゃんは懸命に生きる力を振り絞り、さらに1週間、ご家族とのかけがえのない時間を過ごしたのです。そして春まだ浅い3月の初め、小雪ちゃんはご家族の愛に包まれるまま静かに旅立っていきました。
長い間、たくさんの愛情を一身に受け、幸せな日々を送った小雪ちゃん。その姿はご家族皆様の心の中でこれからも生き続けることでしょう。小雪ちゃん、どうか安らかに虹の橋の向こうで皆の安寧を見守りながら穏やかにお過ごしくださいますように。ご冥福をこころよりお祈り申し上げます。