お仕事日録

サビトラのミックス猫 レイン君。またいつか ー 

レイン君、ありがとう。

 

 

サビトラ猫のレイン君がママ様と出会ったのは、まだ小さな赤ちゃん猫だった頃。雨の日に、ママ様がご近所で見つけられたのが最初でした。

 

ちょうどその日はお仕事があり、ママ様はレイン君を信頼できるご友人に託し、病院へ連れて行ってもらいました。その後、初めてのk仔猫の育児に不安を感じたママ様は保護センターにお願いすることにされました。しかしながらレイン君のことがどうしても忘れられないママ様は再びお迎えに行かれたのです。その日もまた雨が降っていて、ママ様は雨に因んでその仔猫に「レイン」という素敵な名前が付けられました。

 

 

レイン君はお家に来てから毎朝、ママ様を優しく起こしてくれました。そして、まるで小さな運動会のように元気に走り回る毎日。時にはご子息とママ様が言い合いになることもありましたが、不思議とレイン君がいると空気が和らぎ、自然と喧嘩も治まりました。まるで小さな潤滑油のようでした。

 

僅か3年間と半年の命でしたが、レイン君が家族に届けた癒しと絆はかけがえのないものでした。お別れの時、ママ様が何度も「またね」と語りかけておられましたが、きっときっとレイン君の心にも深く届いていることでしょう。

 

レイン君、たくさんの愛と優しさをほんとうにありがとう。どうか虹の橋の向こうでも元気いっぱいに駆け回っていてね。

 

また、いつか ー  ママ様の思いと重なるように 「また、いつか ー きっと会える、大好きなママに、家族のみんなに」 レイン君の心の声が夜風に乗って聞こえてくるような春の夜でありました。

 

レイン君のご冥福をお祈りいたします。