お仕事日録

柴犬の小太郎君が旅立ちました。

田井町の柴犬、小太郎君。享年14歳。首が長く、マズルがすっとしたとってもハンサムな男の子でした。

 

 

ご依頼の際にはお父様より二度、お電話をいただきました。お父様ご自身はお立ち合いができないこと、当日は奥様がご対応いただけるとのこと、丁寧にご説明くださいました。

 

お約束のお時間にご自宅にお伺いし、奥様と一緒に小太郎君のお身体を拭き清めさせていただきました。お拭き清めの最中、奥様からご就職で遠方へ行かれたばかりのお嬢様のお話をお聞きしました。お嬢様は、リモートでの研修で、ついこの間まで金沢におられたのですが、赴任先に戻らねばならず、先週の日曜日に最後のお別れはされたようが、残念ながら最期を看取ることが出来なかったとのことでした。また着任早々 とんぼ返りするわけにもいかずこの度のご葬送も立ち合うことは叶いませんでした。

 

お嬢様はきっと小太郎君を弟のように可愛がっておられたのでしょう。お母様はそんなお嬢様のお気持ちに思い馳せ声を詰まらせながらお話しくださいました。

 

ご依頼のお電話で感じたお父様が小太郎君を想うお気持ち、お母様の語られるお言葉のなかで伝わってくるお嬢様が小太郎君を想うお気持ち、そしてお母様が、小太郎君とここにおられないお嬢様やご主人様を思うお気持ち、その全てがあまりに優しく胸に沁みてまいります。

 

「家族の絆」とはよく言うけれど、それはおそらく家族のなかにおける、言うなればこのような愛おしさの連鎖なのではないでしょうか。愛があるから途轍もなく優しいけれど、縦横無尽に繋がっているから、おいそれとはほつれることはない - その愛の絆のなかにあって ご家族おひとりおひとりと同様、小太郎君もまたその大きな結び目のひとつなのだと思います。

 

 

お火葬はご自宅を見下ろす丘で執り行われました。私どもが到着すると奥様のお兄様もお待ちくださっており、「小太郎をよろしくお願いします」とお声をかけていただきました。優しいご家族に囲まれ 大切にされてきた小太郎君、ご家族様と紡いだ14年、たくさんの想い出と胸に抱いた小太郎君はお母様と伯父様に見守られて夜の空へと静かに昇っていきました。

 

小太郎君。優しいご家族に出逢えてほんとうに幸せでしたね。きっとお嬢様もお父様もこの星の瞬く夜空を見上げて祈ってくれているよ。天国へ行ってもあなたの結べ目は解けることはないからね。だからこれからもご家族様の安寧を末永く見守っていてください。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

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