お仕事日録

チワワの女の子、ひなちゃんはおばあ様が大好きでした。

16歳のチワワ、ひなちゃんが老衰で旅立ちました。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

ひなちゃんは、16年前、おばあ様のお友達のお宅で産まれた5匹の仔犬のうちの一匹で、そのご縁でこちらのお家にやってきました。以降、ひなちゃんはアイドルさながらその可愛さでご家族皆にいっぱいの笑顔と心温まる時間を齎しました。

 

ひなちゃんは、お父様、お母様、おばあ様の、四人暮らしでしたが、それ以前は、おじい様、お子様方もご一緒にお暮しでしたので、ひなちゃんの生涯の多くはとても賑やかで楽しいものでした。

 

 

ひなちゃんは優しいご家族の中でも特におばあ様が大好きでした。ひなちゃんは、おばあ様とは片時も離れずにいつも寄り添って過ごしていました。おばあ様が、週に一日 お出かけされる日も決まってお帰りの時間には玄関の上り口で待っていたと云います。「玄関で待って貰えていたのはおばあ様だけでした」お父様もお母様も口を揃えてそう仰いました。毎夜おばあ様のお布団に入ってお休みしていたというのですから、ひなちゃんにとっては全くもっておばあ様は特別な存在だったのです。

 

お別れ式はひなちゃんの遺影の置かれたご仏壇の前でとり行いました。ご遺影のひなちゃんは美しく見惚れるくらいでした。経が読まれる中、お父様、お母様、おばあ様と順次、ご焼香をしていただきました。

 

ひなちゃん。天国ではおじい様と仲良くし、愛するおばあ様をはじめ、お父様、お母様、そしてご遠方におられるお子様方をどうか温かく見守っていてください。あなたとの素敵な思い出はご家族の心の中でこれからも永遠に輝き続けることと思います。

 

ほんとうに幸せでしたね、ひなちゃん。