お仕事日録

ミニチュアシュナウザーのゆん君が旅立ちました

ミニチュアシュナウザーのゆん君が旅立ちました。享年16歳でありました。

 

 

数年前から心臓を悪くしていたゆん君でした。一つや二つ 悪いところがあっても致し方のない年齢に差し掛かっていたのです。それでも2週間前まではひとりでご飯も頂け おしっこもすることが出来ていました。この2週間で寝たきりとなってしまい 認知症による夜鳴きも続いて、飼い主のママさんは小さなお子様3人のお世話にゆん君の介護にとお休みする暇もないほどに頑張っておられたのでした。

 

「これで僕も心置きなく虹の橋を渡って行ける。素敵なご主人に巡り合い、可愛い子宝に恵まれた今のママは本当に幸せそう ー これからは僕の分まで坊ちゃんたちに愛を注いであげて。僕も可愛い子どもたちに囲まれて最後まで楽しかったんだ」ゆん君はそんな思いで安心して旅立っていったのでしょう。

 

フジのテレビドラマ「マルモのおきて」が流行っていた頃、ゆん君がお散歩していると近所の子供たちに「ムックがいる、ムックがいる!」とよく声を掛けられたりもしました。あの頃、子役で活躍していた芦田愛菜ちゃんや鈴木福君もいまや立派な成年です。その年月をママさんはじめママさんファミリーとずっと過ごしてきたゆん君なのです。 “もっともっと家族の皆と過ごしたかったー” もしかするとゆん君の本音はそんなところにあるのかなとも思います。

 

 

お火葬はご自宅前の駐車場でとり行いました。お子様たちもママさんと一緒にゆん君の旅立ちを見守られました。お火葬を終える頃にはすっかり日が暮れ 辺りは夕闇に包まれています。ご自宅の窓明かりが夜の帳に美しく映えています。あの明かりの中でご家族様と過ごしたゆん君の毎日はその色にも似てとっても温かい日々だったに違いありません。

 

 

ママさんの節目節目に立ち合ってきたゆん君へ。これからも変わらず節目節目に、ママさん事、お子様たちの事、ご家族様の事を見守っていてほしいと思います。