お仕事日録

ミニチュアダックスななみちゃんのお泊り

ミニチュアダックスフントのななみちゃんはおばあちゃまと多くの時を過ごしていました。お忙しいご家族様のなかにあってご主人のお母様はすでに隠居されお家のなかで過ごす毎日でした。ななみちゃんはおばあちゃまが大好きでした。亡くなる間際にも辛そうな声をあげておばあちゃまを呼んでいたそうです。そして今日、おばあちゃまの手の中で安心したかのように息を引き取ったのです。おばあちゃまは冷たくなったななみちゃんを撫でながらそうお話しくださいました。

 

外に出ると辺りはすっかり暗くなっていました。これからななみちゃんをお預かりし今日中にお火葬させていただき、明日、ご自宅にお返しいたします。お骨となったななみちゃんは我が家の今は亡き愛犬クッキーとティファニーに挟まれて一晩を過ごします。これまでにも幾度か一晩だけお火葬後のお骨をお預かりすることがございました。そんな時は決まってクッキーとティファニーの骨壺の間にペットちゃんのお骨壺を置かせていただくのです。ペットちゃん達にとってその状況はドッグランで初めて出会ったワンちゃん達みたいな感覚なのかもしれません。ペットちゃん同志で楽しく過ごしてほしい ー そんな思いを込めて亡き愛犬達ともにご供養させていただくのです。

 

一晩だけおばあちゃまやご家族様と離れてお泊りするななみちゃん。一晩だけ騒がしい娘たちと一緒に過ごしてくれるかな。